今どき配送はアウトソーシング!5つのメリット

 2016.10.31 

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小売店や卸業、Eコマースなど幅広シーンに必ず存在するのは「配送」という業務です。独自に配送業務を整えるのも難しいので、アウトソーシングで配送業務を行っている企業も多いのではないでしょうか?

今回はそんな配送アウトソーシングのメリットについて紹介していきたいと思います。

配送コストの削減

配送のアウトソーシングでは「共同配送」という業務形態を利用するのが一般的ではないかと思います。共同配送とは複数の荷主が共同で配送会社を契約することで、全体的なコストダウンを狙うという仕組みです。

配送会社からすれば複数の荷主を相手にアウトソーシングが依頼されるので、通常よりも低価格でサービスを提供できるというわけです。

複数のユーザーでサーバリソースを共有するクラウドコンピューティングが人気を集めていますが、概要は同じようなものですね。利用した分だけ料金が発生するので、コストダウンになります。

ただし、共同配送では指定時間配送が難しいといったウィークポイントや、競合に自社の出荷情報が漏れる可能性もあります。集配場所によってはコストが高い可能性もあるの注意しましょう。

ランニングコストの視覚化

自社独自に配送環境を整えている企業ですと、ランニングコストを視覚化しづらいという問題があります。配車の維持費やガソリン代、そこにかかる人件費など複雑な要素が絡んでいるので、明確なコストを算出するのが難しいのです。

アウトソーシングならば配送会社に支払う料金がそのままランニングコストなので、簡単に視覚化することができます。

ランニングコストがはっきりとしていると予算計画が立てやすく、何かと経営的メリットが多くなるので、配送アウトソーシングで注目すべきメリットの一つでしょう。

商品・サービスの品質向上

配送業務をアウトソーシングするということは、その分他の業務に注力することができ、商品やサービスの品質向上を図るチャンスでもあります。

特に、近年では高品質な商品やサービスを提供するだけでは利益に繋がらず、いかにマーケティングを展開するかが年々重要になっています。

インターネットやスマートフォンの普及によりユーザーは自ら情報を取得することができるので、従来のマスメディア的マーケティングでは不十分なのです。

最近ではインバウンドマーケティングやソーシャルマーケティングなど、ユーザーとコミュニケーションを取りつつ商品やサーサービスの魅力を伝えていくというマーケティングが主流です。

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しかし、こうしたマーケティング手法は手間と時間がかかるものなので、アウトソーシングで効率化した分をこうしたマーケティングに注力する必要があります。

経営資源の有効活用

アウトソーシングにより配送業務が効率化されるということは、その分人材やコストなどの経営資源を他の活用することができます。前述した「商品・サービスの品質向上」がその最たる例でしょう。

実際、品質向上やマーケティングだけでなくほとんどの企業では即刻取り組むべき課題を山積みではないかと思います。

こうした課題を解決し、より良い環境と利益向上のために、アウトソーシングによって削減された経営資源を有効活用することができるのです。

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リスクを低く新規事業に参入

2015年末のEコマース事業の市場規模は13.8兆円に成長し、先数年間はこの傾向で成長していくと予測されています。
参照:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました~国内BtoC-EC市場規模は13.8兆円に成長~

こうした市場成長を受け、今後Eコマース事業などへの参入を考えている企業も多いのではないでしょうか?

そこで配送環境を整えなければならないのですが、アウトソーシングなら低いリスクで新事業参入が可能です。

配送アウトソーシングのデメリット

ここまで配送アウトソーシングのメリットについて紹介してきましたが、メリットもあれば当然デメリットもあります。

ノウハウが蓄積されない

配送業務をアウトソーシングするということは、社内にノウハウが一切蓄積されていかないということです。今後も配送業務をアウトソーシングしていくという考えならば問題ありませんが、事業成長に伴い配送業務を内製化しようと考えている場合は大きなデメリットになります。

多少無理をしてでも車内で配送業務をまかなうことで、しっかりとノウハウを蓄積して将来的に活かしていくことができます。

業務プロセスの複雑化

アウトソーシングにより取引先が加わると、その分業務プロセスが複雑化するというデメリットもあります。

効率化できる部分もあればこのように複雑化する部分もあるので、アウトソーシングを依頼する前にしっかりと整合性を確認しておきましょう。

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配送業務を内製化するならクラウドERPソリューションで

将来的な事業成長を考慮し、配送業務を内製化しようと考えている企業におすすめしたのがクラウドERPソリューションです。

クラウドERPソリューションとは配送管理システムを始め在庫管理システム、販売管理システムなど複数の基幹系システムを一括を提供し、かつ各システムがそれぞれ連携し合っている環境を提供してくれます。

配送業務を大幅に効率化できる

クラウドERPソリューションが提供する配送管理システムは在庫管理システムや販売管理システムといった、出荷に関わるシステムが連携されています。これにより受注から発送までの各プロセスをシームレスに環境し、効率化を図ることができるのです。

顧客システムとの連携でマーケティングに活用

また、顧客管理システムや営業支援システムといった情報管理システムとも連携が取れています。従って販売状況や配送状況を営業部門と共有できるので、その後のマーケティングに活かすことも可能なのです。

組織全体の業務効率化

ここまで紹介したシステム意外にも会計管理システムやEコマースなど、クラウドERソリューションは企業システム全体にまたがって提供されています。つまりは組織全体の業務効率化を実現し、組織レベルで労働生産性を向上さえることができるのです。

ビッグデータの活用

クラウドERPソリューションを導入することで各システムから生成されるデータをマスタとして管理することができます。つまりはビッグデータとして経営戦略やマーケティングへと活用することが可能なのです。

また、製品によってはビジネスインテリジェンスといったデータ分析環境を提供しているものもあり、リアルタイムでビッグデータ分析が行えます。

まとめ

いかがでしょうか?今回は配送アウトソーシングのメリットに加え、デメリットについても少し紹介しました。配送アウトソーシングのメリットは大きいですが、大切なのは将来的な事業計画を見据えて導入を検討するということです。

前述したように将来的に内製化を考えている場合は、目の前のコストダウンかノウハウの蓄積かを選択する必要があるでしょう。

また、内製化するにしても可能な限り配送業務を効率化するための環境は必要不可欠です。最後に紹介したクラウドERPソリューションであれば、配送業務を効率化する環境に加え組織全体に及ぼすメリットが大きいので、検討する価値は十分にあると言えます。

いずれにしろ自社にとって最もメリットの高い環境を考え、整えていっていただければと思います。

ビジネスをスリムに維持したまま成長させることは可能か?

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