おすすめは?顧客管理システム(CRM)18製品を比較

 2016.10.31 

  【2024年12月10日開催】Oracle NetSuite 体験会

皆さんの会社では顧客管理システムを導入していますか?またあるいはまだエクセルで管理していますか?

キーマンズネットがIT担当者300人を対象に行った調査によると、顧客管理システムを導入している企業は19.8%と全体の約2割程度に留まっています。
参考:マーケティング支援ツールの導入状況(2015年)・前編

調査規模が小さいので国内全体でどれくらいの導入率があるかは正確には分かりませんが、体感的にはもう少し多いような気もします。

また、注目すべきは導入率ではなく74.4%の企業が顧客管理システム導入に対して「満足している」という結果です。つまり顧客管理システムは満足度が高く、導入効果を感じている企業が多く存在します。

今後顧客管理システムを導入しようと考えている方も多いのではないでしょうか?今回はそんな方に向け、顧客管理システム18製品を比較してみました。(クラウド中心です)

初導入の企業もリプレイスを考えている企業もぜひ参考にしてください。

顧客管理システム18選

Zoho CRM

こんな企業におすすめ:ソーシャルメディアマーケティングを展開したい

インターフェースが洗練されていた、視認性良く利用できます。また、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアとの連携が取れるので、マーケティングの幅が広がります。

10ユーザーまでなら永久的に無料で利用可能。(機能制限あり)

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • スタンダード:1,440円
  • プロフェッショナル:2,400円
  • エンタープライズ:4,200円

SanSan

こんな企業におすすめ:とにかく名刺が多くて管理が大変

Sansanは元々クラウド型の名刺管理サービスですが、顧客管理システムとしての機能も提供していることから人気があります。専用スキャナーで名刺を簡単にデジタル管理できるので、名刺が多くて業務が滞ってしまう環境に最適。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • グループ:3,500円
  • セールス:5,500円
  • プロフェッショナル:6,500円

Sales cloud

こんな企業におすすめ:データドリブンな顧客管理を実現したい

言わずと知れたCRMベンダーSalesforce.comが提供する顧客管理システムで、分析機能に優れています。コストは若干高めですが、データに基づいた経営戦略やマーケティングが可能に。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • プロフェッショナル:9,000円
  • エンタープライズ:18,000円
  • アンリミテッド:36,000円

Microsoft Dynamics CRM

こんな企業におすすめ:使い慣れたインターフェースで利用したい

ビジネスマンなら誰もが使い慣れたエクセルやパワーポイントといったOffice製品。Microsoft Dynamics CRMではそれに近いインターフェースを提供しているので、多くの方にとって最も使いやすい製品かもしれません。Office 365との連携も取れるので、既に導入している企業では要検討の製品です

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • エッセンシャル:1,630円
  • ベーシック:3,260円
  • プロフェッショナル:7,070円
  • エンタープライズ:21,750円

Knowledge Suite

こんな企業におすすめ:ユーザー数を気にせず利用したい

Knowledge Suiteは他の製品に比べて高コスト感がありますが、ユーザー数無制限かつグループウェアなど包括的な環境を提供しています。つまり100人以上の環境で利用すればかなり低コストで導入できるというわけです。

価格(ユーザー無制限の月額料金)

  • スタンダード:50,000円
  • プロフェッショナル:80,000円

CRMate

こんな企業におすすめ:セキュリティ性の高い製品を導入します

富士通が提供するCRMateはトップクラスのセキュリティ性を持っている顧客管理システムです。基本的なネットワークセキュリティから震度7クラスの地震が起きても耐えられるデータセンターがあり、BCP(事業継続計画)対策にも適しています。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • 標準版:5,500円(ロット割引あり)
  • 他言語版:7,500円(ロット割引あり)

Customa!

こんな企業におすすめ:とにかく低コストで導入したい

New call-to-action
New call-to-action

Customa!はユーザー数無制限で利用できる上に、月額料金も安いので100名以上の環境ではユーザーあたりなんと100円以下で導入できてしまいます。また、在庫管理も包括されているので顧客管理と同時に在庫管理を導入したいという企業にもおすすめです。

価格(ユーザー無制限の月額料金)

  • ライトプラン:9,980円
  • プレミアムプラン:17,800円

WaWaFrontier

こんな企業におすすめ:グループウェア機能も活用したい

顧客管理機能を中心にグループウェア機能も提供しているので、チーム内のコミュニケーションを活性化せることができます。また、基本機能はもちろん「行動分析表」という珍しい機能も提供しているので、注目したいポイントです。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • ライト版:1,000円
  • 通常版:2,000円

NICE営業物語

こんな企業におすすめ:営業活動促進を中心とした製品を導入したい

NICE営業物語は1999年から提供されている顧客管理システムで、日本郵便やMeijiなど多くのカスタマーを抱えている企業に導入されています。導入企業一覧を見てみるとBtoBよりもBtoC企業が中心としているようです。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • 1,500円から利用可能(要お問合わせ)

InfoAjast

こんな企業におすすめ:直感的で使いやすい製品を導入したい

ファイルはドラッグ&ドロップなどで直感的操作が可能であり、インターフェースがシンプルなので使いやすい製品の一つです。また、ダッシュボード機能により個々にパーソナライズされた情報を確認できるのは大きなメリットですね。ユーザー数が多いほどコストが安くなる部分にも注目。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • 1~50:6,500円
  • 51~249:6,400円
  • 250~499:6,200円
  • 400~999:6,000円
  • 1000~:5,800円

J-MOTTO

こんな企業におすすめ:グループウェアベースの顧客管理システムを導入したい

J-MOTTOはそもそもグループウェアとして提供されており、顧客管理システムとしての機能をいくつか包括しています。従って本格的な顧客管理システムを導入するというよりも「グループウェアを基本として顧客管理機能も導入したい」という企業におすすめです。

まずは社内のコミュニケーション基盤を作りたいという企業では有効的な選択肢かもしれません。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • 基本料金:3,000円(20ユーザーまで)
  • 追加料金:1,200円(10ユーザー毎に)

Senses

こんな企業におすすめ:人工知能を営業活動に取り入れたい

Sensesでは営業案件ごとに具体的なアクションを記録し、Senses内の営業データベースと連携させることで過去の類似案件から効果的なアクションを導き出すことができます。次にアクションを考える作業を効率化できるので、人工知能によてスピーディな営業活動が実現するでしょう。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • お問合わせ

Easysales

こんな企業におすすめ:直感的かつ親しみやすいインターフェースを利用したい

Easysalesはとにかくインターフェースがシンプルで視認性が良いので、初めて顧客管理システムを導入する企業でも安心して利用できます。また、シンプルながら顧客管理として充実した機能を分析機能を提供しているので、かなり実用的な製品の一つでしょう。

価格(ユーザー無制限の月額料金)

  • 基本料金:50,000円~
  • 初期費用:150,000円~

SugarCRM

こんな企業におすすめ:オープンソースソフトウェアを利用したい

SugarCRMは世界中で1,100万以上のダウンロード実績を誇るオープンソースソフトウェアの顧客管理システムです。運用できる環境さえあれば無料で利用でき、かつ自由にカスタマイズできるのが魅力です。

また、多くのソフトウェアベンダーからSugarCRMをベースとした顧客管理システムが提供されているので、ベンダー経由で利用するのも一つの手でしょう。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • 無料あるいはベンダーによって変動

SkyDesk

こんな企業におすすめ:カスタマイズできるクラウド型顧客管理システムを導入したい。

顧客管理システムを導入する上で、業種に合わせてカスタマイズできるか否かのは注目したいポイントに一つです。SkyDeskはクラウドサービスながら管理項目を自由にカスタマイズでき、レイアウトの変更も可能なので自社にマッチした顧客管理システムとして導入することができます。

また、顧客管理システム以外にも名刺管理ツールやレポート作成ツールなども提供しているので、業務に合わせて組み合わせることも可能。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • スタンダード:1,520円
  • プロフェッショナル:2,565円
  • エンタープライズ:4,465円

Synergy!

こんな企業におすすめ:自由な組み合わせで顧客管理システムを導入したい

Synergy!は顧客管理としてのデータベース/分析/フォームシステムを基本とし、メール配信、アンケート、問い合わせ管理、モバイルサイト/クーポンの4つを自由に組み合わせていくことができます。

顧客管理システムとしての機能が完璧に備えられた製品では"逆に煩雑化してしまう”と考える企業では、こうした自由に組み合わせのできる製品がマッチするのではないかと思います。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • データベース/分析/フォーム:15,000円~
  • メール配信:10,000円~
  • アンケート:15,000円~
  • 問い合わせ管理:22,000円~
  • モバイルサイト/クーポン:35,000円~

APPREL CLOUD

こんな企業におすすめ:オムニチャネル化を目指したいアパレル会社に

APPREL CLOUDはアパレス会社に向け顧客管理、商品管理、在庫管理、販売管理を一つにまとめ、オムニチャネル化を実現するための顧客管理システムです。

実店舗とオンラインストアの顧客管理一元化やメンバーズカードのオンライン化、店舗スタッフから顧客へのダイレクトメッセージのシステム化など、オムニチャネルに向けた機能を数多く提供しています。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • お問合わせ

リレーションマネージャー

こんな企業におすすめ:住宅会社に特化した顧客管理システムを導入したい

リレーションマネージャーは住宅会社向けに提供されている顧客管理システムであり、住宅業界特有の課題を解決できるよう設計されています。顧客ごとの図面管理なども可能なので、住宅会社の悩みを幅広くカバーできるでしょう。

価格(ユーザーあたりの月額料金)

  • 5ライセンス:16,000円
  • 10ライセンス:21,000円
  • 20ライセンス:30,000円
  • 30ライセンス:38,500円

[SMART_CONTENT]

クラウドERPで手に入れる総合的なシステム環境

今後顧客管理システムを導入する企業では"統合的なシステム環境を整えたい”というニーズのある企業も多いと思います。

顧客管理システムを始め販売管理システム在庫管理システム、マーケティングシステムなど複数のシステムで連携が取れていれば顧客管理の効率化だけでなく、組織全体で管理業務を効率化することができます。

また、クラウドサービスとして導入することから初期コストがほぼかからず、運用管理業務が発生しません。組織全体のシステムで運用管理業務が発生しなければ管理者の負担を大幅に軽減できるので、ランニングコストの削減や労働生産性の向上にも繋がるでしょう。

[RELATED_POSTS]

まとめ

いかがでしょうか?こうして見ると顧客管理システムは機能も価格も多種多様なので、他のシステムよりも選びやすい傾向にあるかもしれません。

また、顧客管理システムに限らず会計管理システムや販売管理システムなど、複数のシステムを同時に導入したいと考えている企業もあると思います。そうしたニーズにはクラウドERPソリューションの導入がおすすめです。

最後に顧客管理システムを選ぶ上で重要なのは"実際に使用してみること”です。機能面だけを比較しても自社にマッチした製品かどうかは分かりません。

やはり実際に使用してみる以外に最適な製品を選ぶ方法はないでしょう。

クラウド型として提供されている顧客管理システムのほとんどは無料トライアルを提供していますので、積極的に利用して使用感を確かめてみましょう。

倉庫管理システムの選び方

RECENT POST「CRM(顧客関係管理)/営業支援」の最新記事


CRM(顧客関係管理)/営業支援

ERPとCRM/SFAの特徴と連携するメリットを解説

CRM(顧客関係管理)/営業支援

CRMとは?導入の意味や製品比較時のポイントを解説

CRM(顧客関係管理)/営業支援

営業支援システムとは? SFAとCRMの違いと、それぞれの機能を解説

CRM(顧客関係管理)/営業支援

オムニチャネル時代に伸びる販売・サービス業の条件 〜成功に導くCRMの視点に立ったERPとは〜

おすすめは?顧客管理システム(CRM)18製品を比較
わかりやすいマンガ形式で解説!会計ソフトの選び方まるわかりガイド
ビジネスでの時間不足を解消する3つの方法

RECENT POST 最新記事

RANKING人気記事ランキング

New Call-to-action