販売管理システムのERP化で解決する4つの課題

 2016.12.14 

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従来の販売管理システムを利用している企業では、以下のような課題を持っていることも少なくないでしょう。

  1. 分断されたシステム環境で情報共有が難しい
  2. 2重のデータ入力作業でミスは発生しやすい
  3. 販売データをマーケティングに活かしきれない
  4. 柔軟性に欠け業務にフィットさせるのが難しい

上記の課題は、迅速なビジネス環境や顧客満足度の向上などを阻害する原因でもあり、速やかに対処すべき経営課題でもあります。そしてこれら課題を効率的に解決できるのがERP(Enterprise Resource Plannnig)です。

販売管理システム並びに、企業全体のシステム環境をERP化することで、どのように課題を解決していけるのでしょうか?

統合的なシステム環境で部門間をまたぐ情報共有が可能に

ERPでは会計管理システム/販売管理システム/仕入管理システム/在庫管理システム/顧客管理システム/人事管理システムなど、経営上不可欠な基幹業務システムを統合的に構築することができます。

各システムでは相互的にデータのやり取りが成されているため、部門間を跨ぎ組織全体での情報共有が可能になるのです。

例えば、営業担当が経理担当に請求依頼を行う場合、取引先に提出した見積もりデータを経理担当に提示し、そこから請求書発行などに至ります。

こうした環境では業務に無駄が発生しやすく、コミュニケーションコストもかかってしまうのがネックです。

対してERPを導入した環境では、販売管理システムが顧客管理システム/営業支援システムとの連携を取れているので、見積もりデータの連絡を行わずとも経理担当がシステム上で確認し、請求書を発行することができます。

このような情報共有があらゆる部門を跨いで組織全体で展開されるので、全体的な業務効率化を図ることが可能です。

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各システムから生成されるデータをリアルタイムに可視化

データ分析が経営にもたらす影響力が増大する中、各企業では“迅速なデータ活用”という課題が打ち上がっています。

しかし現状としては、レポート依頼をしてからデータが手元に届くまで、1週間以上の時間を費やしてしまうといったケースも少なくありません。

これは分断されたシステム環境により、データの収集/加工/レポートに想像以上の時間がかかってしまうためです。これでは迅速なデータ活用ができないため、一歩遅れたビジネスとして競合に遅れを取ってしまうことも少なくないでしょう。

ERPでは前述のように、全ての基幹業務システムがシームレスに連携されています。従って、各システムから生成されるデータはマスタとして管理されているので、従来の1/10以上の時間でデータ分析を行えるようになるのです。

また、BI(Business Intelligence)と統合することでデータ分析がより加速し、常に最新のデータをリアルタイムに確認することができます。

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データシート:国内クラウドERP利用実態調査レポート 矢野経済研究所

システム毎に連携が取れているので2重のデータ入力作業が発生しない

部門ごとにシステムが点在し、分断されている環境では2重のデータ入力作業も当たり前で、人為的ミスが発生しやすくなります。

こうしたミスが後々に響き労働生産性の低下、あるいは経済的損失を生んでしまう可能性があります。

対してERPで統合されたシステム環境では、各システムで入力されたデータが全体に共有されるので、そもそも2重のデータ入力作業が発生せず、人為的ミスを劇的に減らすことができるのです。

ミスが減ることで労働生産性が向上し、従業員のモチベーション維持にも繋がります。

MA(マーケティングオートメーション)との統合による販売データの活用

MAとは企業のマーケティングプロセスにおける各アクションを自動化し、新規顧客の拡大やLTV(顧客生涯価値)を効率的に向上させるためのマーケティングツールです。

2014年頃から注目され、今では企業のマーケティング活動において欠かせない重要なツールの一つとなりました。

ERPでは、製品によってMAを搭載しているものがあります。そういった製品では販売データを即座に活用できるため、マーケティングとしての質を向上させることができるでしょう。

MAを搭載していない製品は多いので、その場合は別途MAを導入し連結させる必要があります。

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独自のカスタマイズで業務にフィットしたシステム環境を実現

従来の販売管理システム、特にパッケージ型やクラウド型といった製品はシステム設計が固定的であるため、柔軟性が低く業務にフィットさせることが難しいというデメリットがありました。

また、カスタマイズ可能な製品であったとしても、バージョンロックされ最新バージョンへのアップデートに対応できないといった問題も隠れています。

こうした課題を解決するのが“柔軟性の高いERP製品”です。

MA同様に製品によりますが、ERPの中には独自の開発プラットフォームを提供することで、カスタマイズを可能にした柔軟性の高いシステム設計を提供しています。

管理コードのカスタマイズやアプリケーションを開発することで、業務にフィットするシステム環境を構築できます。

ただし製品によっては柔軟性が低く、ERPへ既存業務を寄せる形になるケースもあるので十分に注意しましょう。

クラウドERP“NetSuite(ネットスイート)”が提供する統合的システム環境

NetSuiteは、1997年より20年に渡ってクラウドERPから提供し続け、現在ではシェア数No.1を誇るリーディングカンパニーです。

ここまで紹介した課題解決を踏まえ、NetSuiteではどのようなメリットを提供できるのかを解説します。

国内外拠点との連携も可能にした統合環境

NetSuiteは世界160ヵ国以上で導入されているクラウドERPであり、常にグローバル視点でのシステム設計がなされてきました。

現在では20言語、190種類以上の通貨、そして100種類以上の税務報告書を利用できるので、国内だけでなく海外拠点との情報共有にも難なく対応します。

BI標準搭載によりリアルタイムなデータ可視化

NetSuiteはシンプルかつ迅速に稼働するBIを標準搭載しています。全てのデータはダッシュボードで管理されるので、経営者は常にリアルタイムなデータを閲覧することが可能です。

MA標準搭載によりマーケティング活動の効率化

また、MAに関しても標準搭載しているので、販売データだけでなく社内データすべてをマーケティングに活用し、新規顧客の拡大やLTVの向上を強力に支援します。

開発プラットフォームによる柔軟性の高さ

NetSuiteが提供する開発プラットフォームでは、情報システム技術者なしに管理コードをカスタマイズすることも、標準化された言語で独自のアプリケーションを開発することができます。

また、カスタマイズによるバージョンロックはなく、常に最新のシステム環境を利用可能です。

まとめ

いかがでしょうか?現状、販売管理システムを利用することで多くの課題を持っている企業は、ぜひERP化によって様々な課題を解決していただければと思います。

また、NetSuiteはWebベースで提供されているので、迅速かつ低コストな導入を実現する製品です。

NetSuite、あるいはERP導入についてより詳しく知りたいという方は、ぜひお気軽にお問合わせください。

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