顧客から見積依頼を受けてから、見積書を発行するまでの時間は短いほど、その後のアクションをコントロールすることができます。承認作業を迅速に行うことも、見積書を提出するタイミングも考慮することができます。
そんなとき便利なのが見積管理ソフトです。見積業務をシステム化することで発行業務や商品フローを最適化し、効率的に見積書作成・提出を行うことができます。また、見積書を迅速に作成するだけでなく、その後の管理も重要でしょう。
これまで手作業で見積管理を行ってきた企業では、ぜひ見積管理ソフトを導入していただきたいところです。
しかし、見積管理ソフトも実に多様な種類があるため、何を導入すればいいのかわからないと、迷ってしまう企業も多いでしょう。
そこで今回はおすすめ見積管理ソフト13製品を集め、それぞれの特徴を紹介していきたいと思います。名称が似通った製品も多いので、これを機に各製品の違いを知っていきましょう。
パッケージ型見積管理ソフト
かんたん!見積納品請求
見積書に使用する伝票レイアウトを選択して、実際の伝票イメージに必要な項目を入力するけで見積伝票を作成できるお手軽ソフトです。見積書以外にも納品書や請求書作成を行うことができます。
事前に顧客情報や商品情報を台帳に登録しておくことで、伝票作成時にデータを呼び出して作成業務を迅速化できるのも特徴です。
5年間無料アップデート保証付きなので、長期的に利用することができるのもメリットの一つでしょう。
価格情報 5,000円(税抜)
簡単!見積・納品・請求書
上記紹介ソフトと名称が類似しているので、導入時に間違えないよう注意する必要があります。機能性としてはほとんど変わらず、シンプルなインターフェースによって見積書・納品書・請求書の作成業務が行えるソフトです。
価格が3,800円と少し安価なので、コストメリットがあると言えます。ただし、事前に無料版を使用してみるなどして、しっかりと比較した上で判断しましょう。
価格情報 3,800円(税抜)
建築みつも郎
建築会社の見積業務に特化したソフトで、積算見積を行えます。原価管理ソフトとの連携も可能なので、原価情報を基準として正確な見積業務を行えるのも特徴です。また、押印機能によって電子見積書に押印ができるので、帳票としての信頼感を与えることもできます。
価格はパッケージソフト型としては高めですが、バックアップ機能などでセキュリティ性を確保しているのも魅力です。
価格情報 8万円(税抜)
ツカエル見積・納品・請求書
使いやすさを重視したソフトです。基本機能は「ナビゲーションバー」と呼ばれる機能によって、次の操作を提示してくれます。初めて見積管理ソフトを使う方でも、簡単に扱うことができるのが特徴です。
上位版になると粗利計算や原価計算などの多様な機能が備わっているので、操作に慣れてきたらアップグレードするのもおすすめです。
価格情報 パッケージ版4,000円(税抜) ダウンロード版3,000円(税抜)
みつもりくん
設備業向けに特化した見積管理ソフトで、積算見積が行えます。サポート体制がしっかりと整っているので、万が一ソフトに問題が発生した場合も、サポートチームがユーザー企業のソフトを遠隔操作して問題を解決します。
初めて見積管理ソフトを導入したり、ITスキルに自信がない企業はサポート重視で導入するのもありでしょう。
価格情報 なし
見積・納品・請求書5
3,790円と、今回紹介する見積管理ソフトの中では最安値のソフトです。機能はいたってシンプルなので、見積書・納品書・請求書を簡単に作成および印刷することができます。
また、自社情報や品名リストをCSVファイルで保存できるので、他のソフトで使用したり、エクセルなどで編集できるという利便性もあります。
価格情報 3,790円(税抜)
みつも郎
クラウドストレージへのPDF書類保存機能が付いたソフトです。パッケージソフト型見積管理ソフトは、基本的に作成した伝票データをローカルに保存します。クラウドストレージへ保管したい場合、いったんローカルに保存されたデータをアップロードするという手間が必要です。
しかしみつも郎ではそうした手間がないので、ちょっとした効率化を積み重ねていき、最終的には大きな業務効率化につなげることができます。
価格情報 30,000円(税抜)
やよいの見積・納品・請求書
会計ソフトで人気を集めている弥生会計が提供する見積管理ソフトです。従業員数5名程の企業や個人事業主におすすめで、シンプルかつ簡単な機能を備えています。ただし、ただ伝票を作成するだけでなく、帳票類を管理する機能も備わっているので、さすが弥生会計といったところでしょう。
業務ソフトで行いたいことを理解し、それを機能として具象化しています。
価格情報 5,400~1万4,040円(税抜)
ABACUS
見積書及び請求書作成に長けたソフトで、売掛金管理も行えるのが特徴です。請求書に対する入金履歴や回収残高などを管理し確認することができるので、見積業務だけでなく請求業務も効率化することができます。
また、安価で提供されているので、見積業務と請求業務を効率化したいという企業におすすめのソフトです。
価格情報 3,980円(税抜)
BALENA~建設業向け~
建設業に特化した見積管理ソフトで、見積業務や請求業務に対応しているだけでなく、現場管理にも対応した機能を備えています。また、独自の環境に対応したフルカスタマイズにも対応しているので、自社にピッタリな見積管理ソフトを構築可能です。
その分、導入コストが大きくなってしまうので、他製品とじっくり比較検討してから導入の可否を決定しましょう。
価格情報 なし
[RELATED_POSTS]クラウド型見積管理ソフト
見積Rich
クラウド型なので、いつでもどこでも請求業務を行えるのが最大のメリットです。比較的新しいソフトながらも、導入社数1,000社以上と着実にシェアを伸ばしています。1ユーザープランでは機能制限はありながらも、無料で使用することができます。
見積業務を行う担当者が1人しかいなかったり、個人事業主は無料で活用することができます。
月額情報 5,000円~
CLOUD PAPER
見積書を郵送にて送付する場合、封入作業や送付作業が何かと手間になります。CLOUD PAPERでは、1通あたり170円で発送まで行えるので、見積書送付における面倒を効率化できるのが特徴です。
また、請求書作成ソフトのMisocaをデータ連携することも可能で、見積業務だけでなく請求業務も効率化できます。
月額情報 1,000円~
MFクラウド請求書
クラウド型会計ソフトとして高いシェアを持つMFクラウドが提供する見積管理ソフトです。様々な業種に対応しているため、環境を選ばずに導入することができます。MFクラウド会計と連携することで、入金・支払管理を行うことも可能です。
月額情報 500円~
[SMART_CONTENT]
まとめ
いかがでしょうか?見積管理ソフトを実に様々な種類があるので、今回紹介した各製品の特長掴んでいただけたのであれば幸いです。また、見積管理ソフトは他製品と連携することでさらに利便性を高めることができます。
導入時はすでに利用している業務ソフトとの連携性を確認し、導入する製品を慎重に選んでいきましょう。
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