アウトドア財団が行った2015年の参加度調査によると、人口の48%にあたる1億4100万人以上のアメリカ人が、2014年に少なくとも1回、アウトドア活動に参加していました。
アウトドアスポーツ市場は爆発的に伸び、先見性のある企業はビジネス管理システムに投資しています。この3つの各企業は、クラウドに移行することで、更なる成功を収めました。
例えば、カイトボードやウェイクボードを製造するSlingshot Sportsは、2007年にSage PeachtreeのアプリケーションをNetSuiteに代え、それ以降、収益を2倍以上に伸ばしました。オレゴン州フッドリバーに拠点を置くSlingshot Sportsは現在、54ヶ国に顧客を有していますが、2006年の時点では、Peachtreeの帳簿機能と在庫管理機能しか使えていませんでした。海外の製造会社の管理を支援する、よりカスタマイズ可能な在庫管理機能を提供するシステムが必要だったのです。NetSuiteのERPやCRM、eコマースアプリケーションに移行後、Slingshotは、新たな市場への拡大を管理する体制を整えました。
実際、クラウドERPは、小売業者やメーカー、流通業者がチャンスを見極め、業界の様々な課題に対処する上で役に立っています。例えば、アメリカや海外のサプライヤーと提携したり、広範囲の顧客にサービスを提供したり、商品のコストやマージン、在庫、顧客の需要などの変動に適応したりする場合などがそうです。これらの企業は、AmazonやeBayなどの大規模な小売販路やeコマース大手と提携するのと同時に、一般の顧客と企業顧客の両方に対応することを目的とした自社ブランドのeコマースサイトを開発することによって、市場を拡大しています。
[RELATED_POSTS]フィンランドのメーカーFootBalanceの支社でサンディエゴに拠点を置くFootBalance North Americaのクラウドへの移行を後押ししたのは、より良い迅速な財務報告の必要性でした。この会社は、Microsoft Dynamics GPを使う外部の会計事務所に頼ってきました。NetSuiteのOneWorldに移行することによってFootBalanceのコストは削減され、一方で、決算を行い、報告書を作成するのに必要な時間を短縮することにもつながりました。同時に、Footbalanceが小売提携先のネットワークをさらに拡大 (アメリカで200以上) して管理する上でも役に立ち、2桁成長を達成することにもつながりました。
「このシステムや大きく改善された会計報告を通して、どのように取引が動いているか、より明確に把握できるようになりました」とFootBalance N.A.の常務取締役ジェレミー・タウン氏は説明しています。
同じく、ソーラーパネルメーカーで、最近タブレットや携帯電話、その他の小型電子機器の充電が必要なハイカーやその他のアウトドアファン向けの新しいポータブルパネル製品を発表したGrape Solarも、ホスト環境からNetSuiteの本物のクラウドプラットフォームに移行しました。
設立した2009年に、この会社は自社のERPの管理に必要なコストやリソースを節減するために、自社のITをクラウドプロバイダーに外注する決断を早々と行いましたが、このコストとリソースは言うまでもなく、ERPシステムを大きくしていく上でのまさに現実的なリスクです。
NetSuiteのアーキテクチャーはモジュラー型であるため、Grape Solarは必要な要素のみを追加し、その他の要素の追加は後回しにすることが可能でした。これにより、ERPシステムは会社と共に成長することが可能となり、会社は現在1000以上の商品と50以上のサプライヤーを有していると、上級販売員兼顧客サービス担当員のチャド・アッシュ氏は語っています。「NetSuiteを使った日々の経営状況の可視化によって、非常にデータに基づいた判断が行えるようになりました」。
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