本当にいいのは“レンガの家”? 童話「3匹の子ぶた」から判断するERP活用

 2016.05.25 

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世界中で知られる童話「3匹の子ぶた」では、“レンガの家”を作った子ぶただけが、助かります。この「3匹の子ぶた」に出てくる“ワラの家”や“レンガの家”を、ERP活用に当てはめてみると、果たしてどうなるのでしょう?ERP活用においても、童話のように “レンガの家”が正解なのか?さて、結末はいかに・・・。

末っ子の子ぶただけが、ある情報をつかんでいた?

18世紀にイギリスで生まれ、やがて世界に広がった童話「3匹の子ぶた」。物語の中で3匹の子ぶたは、それぞれ“ワラの家”“木の家”“レンガの家”を作りました。しかし、“ワラの家”や“木の家”は、オオカミによって吹き飛ばされ、それを作った2匹の子ぶたは、オオカミに食べられてしまいます。でも、3番目の子ぶたが作った“レンガの家”は、オオカミが吹き飛ばそうとしてもビクともしません。そこでオオカミが煙突から侵入しようとしますが、煙突の下にはグラグラとお湯が煮えたぎった大鍋が。その中に落ちたオオカミは鍋で煮られて、逆に子ぶたに食べられてしまったという、けっこう怖い結末になっています。

余談ですが、最近の童話の本ではオオカミに食べられるはずの2匹の子ぶたは“レンガの家”に逃げ込んで助かる、また“レンガの家”の煙突から侵入しようしたオオカミは熱いお湯に驚いて逃げ出すなど、ソフトな内容に変わっているバージョンもあるようです。

この「3匹のこぶた」の物語が、読む人に伝えたい事。それは、『時間や手間をかけて、コツコツ努力することの大切さ』だと言われています。オオカミは、危険や障害などの世間の荒波を表し、それを乗り越えるために地道な努力が重要なのだと・・・。

ここで童話をもう一度振り返ってみましょう?物語の中では、3匹が作る“ワラの家”“木の家”“レンガの家”が、それぞれきちんと完成してから、オオカミが子ぶたたちを襲っています。普通に考えれば、2匹の子ぶたが作る“ワラの家”や“木の家”が完成しても、“レンガの家”はまだまだ建築途中のはず。それならばオオカミにとって、まず狙いやすいのは、“レンガの家”を作っている末っ子の子ぶただろう!と、思わずツッコミを入れたくもなります。リスクマネジメントの観点から見れば、建築に時間がかかる“レンガの家”がいちばん危険、という見方もできます。

では、オオカミから襲われる危険があるのに、どうして時間や手間を費やして丈夫な“レンガの家”を作ったのでしょうか?それは末っ子の子ぶたが、〝レンガの家“が出来上がるまで、オオカミは襲ってこないという確証、つまり『情報』を掴んでいたと推測できます。そう考えると「3匹の子ぶた」の話は、『時間や手間をかけて、コツコツ努力することの大切さ』よりも、『情報をつかみ、上手に活かした者が生き残れる』という教訓の方が
ふさわしいようにも思いますが、いかがでしょうか?

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“レンガの家”と“ワラの家”住まいとしては、どっちがいい?

次に住まいという視点から“レンガの家”を考えてみましょう。“レンガの家”は、建築に多くの時間を要するだけでなく、ワラや木に比べて建築資材としてのコストもかかります。
また増改築や補修などメンテナンスの際の資材調達も、レンガメーカの在庫や供給タイミング次第となり、ワラや木に比べてかなり面倒です。さらに、密閉度の高い“レンガの家”は丈夫な反面、夏の冷房や冬の暖房などランニングコストの負担も大きくなります。もちろん堅牢性にすぐれ、災害やセキュリティに強いという、大きなメリットもあります。

では、“ワラの家”は住まいとしてどうでしょうか?丈夫さには難点がありますが、“ワラの家”は建築期間が短く、建築コストもリーズナブル。すばやく建てて、手軽に住めるのが大きな魅力です。また、保温性や通気性にすぐれた〝ワラの家”は、冬暖かく夏涼しいので、空調などのランニングコストを抑えることもできます。さらに、国内や海外に別荘やセカンドハウスを建てたい場合でも、“ワラの家”ならすばやく建築することができます。

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ERPは、“レンガの家”と“ワラの家”のいいトコどりを

ここで、企業経営の基盤を支えるERPシステムを、“レンガの家”と“ワラの家”に置き換えてみます。オンプレミス型のERPシステムは、“レンガの家”に似ています。堅牢ですが、構築に多くのコストや期間がかかります。また、バージョンアップなどベンダーへの依存度が高く、運用コストなどの負担も大きい、といった課題もあります。一方で、“ワラの家”に似ているのが、クラウド型のERPシステムです。コストを抑えながら、すばやく導入して活用できるほか、国内外への展開もスピーディに行うことができます。

ERPを活用する上で、近年重要性を増しているのがセキュリティです。サイバー攻撃の巧妙化に伴い、そのリスクはますます高まっています。システムに脆弱性があったり、セキュリティ対策に手間どったりしていると、そのスキを狙ってサイバー攻撃というオオカミに襲われてしまうかもしれません。ERPシステムには、“レンガの家”のような堅牢性も不可欠です。

ERPシステムで重要なのは、「スピード」「手軽さ」そして「安心」です。つまり、コストを抑えてすばやく手軽に活用できる“ワラの家”の良さと、セキュリティやBC/DRに強い“レンガの家”の良さを併せ持ったERPを選択することが大切です。世界中の30,000を超える企業や組織で活用されているNetsuiteクラウドERPの実績は、“ワラの家”と“レンガの家”の良さを両立していることを、まさに証明しています。

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情報を成長の力に変えるNetSuite

『情報をつかみ、上手に活かした者が生き残れる』という、童話「3匹の子ぶた」が示す教訓(?)は、現代の企業経営にも通じます。

変化する経営環境の中で、いま企業の間では迅速な意思決定や戦略のタイムリーな実行、国際競争力の向上など、経営体質の強化が求められています。そこで、あらためて注目されているのが、BI(ビジネスインテリジェンス)です。BIは、業務システムをはじめ企業全体に蓄積された大量の情報を収集・分析して可視化。企業の意思決定や戦略の実行に迅速に役立てる手法です。

NetSuiteは、ERP/財務会計、CRMEコマースなどの主要業務を統合したソリューションを強固なセキュリティを誇るデータセンターを通じてWebサービスで提供。あらゆるビジネスデータを一元的に管理して、リアルタイムに可視化することで、迅速な意思決定や戦略のタイムリーな実行を支援します。

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