貸借対照表と損益計算書とは?|財務会計システム

 2013.06.17 

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財務会計システムとは(第1回)~財務会計システムと勘定科目』で、財務会計システムの目的は、会社の経営状況を社外の利害関係者に公開することにあるとお話しましたが、この公開のためのレポート形式は企業が勝手に決めるものではなく、あらかじめ形式が定められています。

このレポートの中の代表的なものが貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)と損益計算書です。この2つのレポートはいずれも残高表から作成されます。

貸借対照表は、資産、負債、資本の勘定科目に関するレポートです。図1は、貸借対照表の例です。

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tai1

残高表の当期残高で借方に格納されている資産の金額を左に、貸方に格納されている負債と資本の金額を右に表示します。このレポートでは、資産の合計金額と負債、資本の合計金額が必ず一致します。図1では、資産が1600万円に対して、負債が1000万円、資本が600万円となっています。この貸借対照表のことを英語ではBalance Sheetと呼びます。そのため、貸借対照表のことを略してBS(ビーエス)と呼びます。また、資産、負債、資本の勘定科目を総称してBS科目と呼びます。
損益計算書は、収益、費用の勘定科目に関するレポートです。図2は、損益計算書の例です。

tai2

それぞれの利益に関連した収益と費用の金額を順番に表示して、その差額として利益を表示します。この損益計算書のことを英語ではProfit and Loss Reportと呼びます。そのため、損益計算書のことを略してPL(ピーエル)と呼びます。また、収益と費用の勘定科目を総称してPL科目と呼びます。

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