「SuperStream-NX (スーパーストリーム)」とは?
ERPの特徴について解説

 2024.08.08  クラウドERP実践ポータル

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自社のデータや人材をさらに活用したい、業務効率化や経営判断の迅速化を実現したいと考えるのなら、ERPの導入を検討してみましょう。SuperStream-NX (スーパーストリーム)は、多くの導入実績を誇る国産のERPです。本記事では、SuperStream-NX の概要や機能を詳しく解説します。

「SuperStream-NX (スーパーストリーム)」とは?ERPの特徴について解説

内部統制と情報システムの関連性

「SuperStream-NX (スーパーストリーム)」とは?

SuperStream-NX (スーパーストリーム)は、キヤノンマーケティングジャパングループに属する「キヤノンITソリューションズ(以下キヤノンITS)」が提供している国産ERPです。リリース以来25年以上にわたり、さまざまな規模の企業が導入してきた実績があり、その数は10,000社を超えます。

もともと、本ツールは「スーパーストリーム株式会社」が提供していました。同社はキヤノンITSの子会社でしたが、2023年10月に組織再編が行われた際に吸収合併されています。

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国産ERPパッケージ「SuperStream-NX」の特徴

SuperStream-NXは、中堅規模の企業から上場している大企業まで、多くの企業が活用している国産ERPです。さまざまな機能をクラウドで利用できるほか、多言語・多通貨に対応しているため、グローバル展開を検討している企業にも適しています。

多機能を備えた統合業務パッケージ

SuperStream-NXは、会計や人事給与、経営分析などのソリューションを利用できるサービスです。基幹会計システムを中核とした統合業務パッケージであり、複数ソリューションの併用によって、自社のニーズにマッチしたシステムの構築を短期間で行えます。

既存システムとの連携が可能な点も特徴です。同ERPには、さまざまな業務システムとの連携を可能にするシステム連携ソリューションが備わっており、ノーコードでの連携が可能です。人の手を介することなく自動連携できるため、手間や時間がかからないうえ、低コストでシステム間の連携を実現できます。

また、さまざまなソリューションをクラウド環境下で使用可能な「SuperStream-NX Cloud」もリリースされています。クラウドERPならではのスピーディーな導入が可能であるほか、コストの最適化や最新法制度への対応など、メリットの多いシステムです。

国産のERPパッケージ

日本国内に拠点を構える、キヤノンITSが提供している純国産ERPが、SuperStream-NXです。国産ERPは、日本国内で事業を営む企業が使用することを前提に開発されているケースが多いため、安心して活用できます。

海外製のERPを導入し、失敗した企業の事例は少なくありません。国内製と海外製とでは、実装されている機能や対応している通貨・言語などが異なるほか、日本国内の法規に準じていないケースもあります。出力できる帳票類にも違いがあり、導入したものの活用が難しかった、となる事態も考えられます。

一方、国産ERPであるSuperStream-NXなら、そのような心配は無用です。日本の商習慣や法規をベースに開発されているため、問題なく使用が可能です。また、本ツールはインボイス制度や改正電子帳簿保存法にも対応するなど、新たな法制度のもと利用できる機能をスピーディーに提供しています。

「SuperStream-NX」の4つの機能

SuperStream-NXには、会計と人事給与、経営分析、システム連携の各機能が実装されています。

1. 会計ソリューション

会計ソリューションは、財務会計や管理会計、支払管理、経費精算管理、債権管理を含む統合会計をはじめ、固定資産、リース資産が可能な固定資産管理機能を備えています。また、建設仮勘定管理オプションとして建設仮勘定管理が用意されています。

上記だけでなく、手形管理システムや電債オプション、ファクタリングシステム、デジタルインボイスオプション、証憑管理オプションなども使用可能です。

日本企業のグローバル展開を後押しすべく、多言語や多通貨に対応している点も特徴です。アメリカドルや香港ドル、タイのバーツ、ベトナムのドンなどに対応しているほか、言語も日本語やタイ語、英語、中国語と複数言語を自由に切り替えながら使用できます。

また、今後日本で適用される可能性があるIFRS(国際財務報告基準)に標準対応しているほか、グループ経営に対応可能なマルチカンパニー機能も備えています。

2. 人事給与ソリューション

人事給与ソリューションを構成するのは、人事管理と給与管理、人事諸届・照会、勤怠管理です。人事管理では適切なタレントマネジメントが可能であり、人材のスキルを把握したうえで、適材適所な人材配置を実現できます。

グループ全体の人材情報を一箇所に集約でき、最適なリソース活用を実現できる点も魅力です。本社や支社、各営業所などの人材情報管理をはじめ、人材の検索も容易に行えるため、その時々に最適な人材を見つけて配置できます。

また、同ソリューションにはレポート作成機能が実装されており、さまざまな文書作成が可能です。自由なレイアウトで作成した文書をテンプレート化して使うこともでき、業務効率化が進みます。

3. 経営分析ソリューション

経営分析ソリューションは、経営状況の可視化や、KPIに基づく経営分析を実現できる機能です。経営ダッシュボードには、リアルタイムな経営状況がグラフィカルに表示されており、直感的に現状を把握できます。

KPIに基づく評価をさまざまな角度から行えるため、効率的な分析が可能です。しかも、ROE(株主資本利益率)や売上高総利益率、流動比率など、よく使われるKPIがテンプレートとして用意されているため、スムーズに分析を行えます。

ほかにも、仕訳明細のデータを遡れるドリルスルー機能をはじめ、日本基準やIFRS対応のレポート作成が可能な機能、既存システムとのデータ連携機能なども備えています。

4. システム連携ソリューション

システム連携ソリューションは、既存の販売管理システムや生産管理システム、勤怠管理システムなどと容易に連携できる機能を備えています。ノンプログラミングで連携を実現できるため、わざわざ新たに連携プログラムを開発する必要がなく、低コストで連携を実現できます。

シームレスなデータ連携を、人の手を使わず実現できる点がメリットです。システム間のデータ連携を人力で行わなくてよいため、業務効率が向上し、担当者の負担軽減や業務時間の削減などにもつながります。

「SuperStream-NX Cloud」なら全ソリューションをクラウド環境で使用可能

SuperStream-NX Cloudは、クラウド環境下で使用できるERPであり、オンプレミス版で提供されているすべてのソリューションを使用できます。自社への専用サーバー構築などが必要ないためローコストで導入でき、保守や管理の手間から解放されるのも魅力です。

クラウドERPは、オンラインで提供されるサービスであり、システムは常に最新の状態に保たれます。ベンダーが保守メンテナンスも行うため、自社のリソースを割くこともありません。また、最小限の機能から少しずつ使える機能を増やしていけるため、リスクを抑えたスモールスタートが可能です。

「SuperStream-NX Cloud」はこんな企業におすすめ

SuperStream-NX Cloudは、日本の商習慣や法規に準じた純国産のERPを導入したい企業に向いています。一方で、多言語や多通貨にも対応できるため、いずれはビジネスをグローバル展開したいと考える企業にもおすすめです。

なるべくコストを抑えてERPを導入したい企業にも適しています。クラウドタイプのサービスゆえに初期コストが低く、自社での保守メンテナンスが不要であるため、維持費も抑えられます。

また、グループ全体の財務や人事情報をひとつのシステムに集約できるため、多くの支社や営業所を展開している企業にも適しています。

まとめ

SuperStream-NXは純国産のERPであり、これまで多くの企業が導入した実績があります。グループ経営の円滑化やビジネスのグローバル展開をサポートする機能を備えており、中堅規模の企業から大企業まで、さまざまな組織におすすめです。

なおERPは、専用サービスの導入があらゆる面で安心です。以下の資料では、ERP選定のポイントを解説していますので、ERP導入を検討しているのならぜひご覧ください。

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