ProActive C4とは?
対応できる業務や導入するメリットを解説

 2024.08.19  クラウドERP実践ポータル

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ProActive C4は、企業が抱えるさまざまな課題の解決に役立つクラウドERPです。豊富なノウハウが投入された同ツールは機能性に優れるのみならず、サポート体制が充実しているのも特徴です。本記事では、ProActive C4の概要や機能、メリットなどを解説します。

ProActive C4とは?対応できる業務や導入するメリットを解説 内部統制と情報システムの関連性

ProActive C4とは

ProActive C4は、アプリケーション開発やマルチクラウド基盤ソリューションの構築などを手がける「SCSK Minoriソリューションズ株式会社」が提供しているクラウドERPです。会計や人事、給与、経費、勤怠管理などの業務領域を効率化に導く業務システムで構成されており、企業が抱えるさまざまな課題の解決を実現します。

C4とは「Customer(寄り添う)」と「Connectivity(つながる)」、「Collaboration(共創する)」「Cross-border(広がる)」を意味します。同ツールの開発におけるコンセプトであり、四つのCを機能へと落とし込んでいることが特徴です。

ProActive C4の導入が向いている企業

ProActive C4の導入が向いているのは、グループ全体のシステムを統一し、一元管理を実現したい企業です。また、オンプレミスからクラウドERPへシフトしたい、給与や経理業務をアウトソーシングしたい企業にも適しています。

柔軟かつ多様な働き方に対応した勤怠管理を導入したい企業にもおすすめです。勤怠管理機能も実装したクラウドERPであるため、リモートワークやモバイルワーク環境下でも適切な勤怠管理を行えます。

ほかにも、電子帳簿保存法をはじめとした法律や、新たに施行される法制度へ迅速に対応したい、ペーパーレスを進めたい、AI-OCRを活用したい、ERPのデータと外部システムを連携させて業務に活かしたいといった企業にもおすすめです。

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ProActive C4の対応業務

ProActive C4がカバーしている業務領域は、会計業務と人事・給与業務、販売管理業務、経費業務・勤怠管理業務です。

会計業務

会計業務領域をカバーする機能として、財務会計や管理会計、債務管理、債権管理、手形管理、リース資産管理、固定資産管理などが挙げられます。これらの機能を用いた適切な管理によって経理DXの推進につながり、業務のペーパーレス化やデジタル化も促進できます。

会計制度や法律の改正など、経理部門の業務に直接影響を及ぼす課題の解決につながる点もメリットです。ProActive C4はクラウドERPであるため、ベンダーが必要に応じてバージョンアップを行います。法改正の際にも迅速に対応してもらえるため、自社で大幅にシステムを変更する必要がありません。

人事業務・給与業務

業務効率の改善やデジタル化を推進する、さまざまな機能を実装しています。主なものとして、従業員情報を一元管理できる人事機能、給与業務全般をサポートする給与機能、個人番号管理機能などが挙げられます。

電子データ化した給与・賞与明細へいつでもアクセスできる、給与明細閲覧も代表的な機能です。電子データ化によって紙に印刷する必要がなくなり、ペーパーレスやコストダウンを実現します。

また、人材マネジメント機能を使えば、従業員のスキルなどを整理してデータベース化でき、戦略的な人材配置が可能です。さらに、キャリア開発プランなどに活用できる目標管理機能も備え、人事制度の変化にも柔軟に追随できます。

販売管理業務

販売管理業務の効率化に役立つ機能には、販売管理や購買・在庫管理、貿易管理などがあります。販売や購買状況の管理に留まらず、顧客への請求や代金の回収、貿易取り引きまで一貫した管理を行える点が特徴です。

企業において販売活動は事業の中核をなす重要な業務です。マーケティングや営業などさまざまな部門とも密接に関わっており、適切に販売管理が行われていないと組織の利益を損ねることにもなりかねません。ProActive C4の各機能を用いた販売管理なら、組織全体の収支や利益、在庫状況なども正確に把握でき、業務改善やコストダウンのヒントを得られます。

経費業務・勤怠管理業務

経費機能の実装によって、時と場所を選ばず経費申請や清算を行える点が特徴です。申請や清算はスマートフォンで行えるため手間がかからず、従業員と経理担当者双方の負担軽減につながります。

柔軟かつ多様な働き方の実現につながる、優れた勤怠管理機能を実装しているのも見逃せないポイントです。始業や終業時間をスマートフォンやパソコンで手軽に打刻できるため、リモートワークやモバイルワークなどに対応できます。また、労働時間を自動集計する機能も備えているため、勤怠管理や労務管理業務で生じる負担を大幅に軽減できます。

ProActive C4を導入するメリット

ProActive C4の導入で得られるメリットとして、自社にマッチした人事情報の一元管理と手厚いサポート、法改正や商習慣への対応、多種多様なサービスとの連携が挙げられます。

人事情報の一元管理を自社に沿ってできる

多様化した雇用形態や働き方などに対応できるため、自社にマッチした人事情報の一元管理を行えます。従業員のあらゆる情報を管理できる社員台帳をはじめ、職務経歴や懲戒、人事考課情報を管理する人事台帳などがあり、グループ全体の従業員情報を正確に把握できます。

また、人事関連の各種申請をペーパーレス化できる、セルフエントリー機能を実装しているのも特徴です。申請の電子化によって決裁までのスピードが速くなり、申請内容もリアルタイムに反映されます。

雇用契約管理機能を使うと、さまざまな雇用形態の従業員を一元管理できます。個々の労働時間や給与を効率的に管理でき、給与管理システムとの連携によって給与計算を効率化できる点も魅力です。

手厚いサポートが用意されている

サポートが充実しているのもProActive C4の魅力です。導入や設定の手順をわかりやすく解説した導入ナビを提供しているため、初めてERPを導入する企業もスムーズに取り組めます。

自ら疑問を解消できる、サポート専用サイトやFAQを備えているのも特徴です。FAQではよくある質問と回答を閲覧でき、それでもわからないときはサポート専用サイトで迅速に対応してもらえます。

なお、ProActive C4では四つのサポートプランが設けられており、それぞれ受けられるサービスが異なる点に注意しましょう。たとえば、ライトプランやベーシックプランではサポート専用サイトの利用しかできませんが、ベーシックプラスワンやプレミアムプランになると、担当マネージャーによる対応や定例会への参加が可能です。プレミアムプランでは、運用診断レポートの発行もあります。

法改正や商習慣に対応している

ProActive C4は、1993年に国産初のERPとして提供を開始して以来、30年以上さまざまな業界、業種の企業へ導入されてきた実績があります。これまで培ってきた豊富なノウハウ、知識を用いて開発されており、日本の商習慣を熟知した機能を実装している点が特徴です。

法改正への迅速な対応が期待できるのもメリットです。クラウドERPの強みを活かし、法改正や制度の変更に素早く対応しシステムへ反映してもらえます。

多種多様なサービスと連携できる

人事労務ソフトや電子請求書サービス、生産管理システム、経路検索システムなど、さまざまな外部のサービスと連携できるのも特徴です。多様な外部サービスとの連携によって、効果的な業務効率化や生産性の向上を実現します。

まとめ

ProActive C4は、さまざまなバックオフィス、フロントオフィス業務の効率化を実現できるだけでなく、業務のデジタル化やペーパーレス化、多様な働き方の実現に役立ちます。手厚いサポートも充実しているため、ERPの導入に不安を抱いている企業にもおすすめです。

ERPの選び方についてより詳しく知りたい方は、以下のページから資料をダウンロードしてみましょう。ERPの比較と選定ポイントをわかりやすく解説しています。

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