EXPLANNER とは?導入形態やシリーズごとの特徴をご紹介

 2024.09.05  クラウドERP実践ポータル

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業務効率化を実現できるERPの導入を検討しているのなら、「EXPLANNER」を選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。EXPLANNERは直感的な操作が可能なERPであり、機能性にも優れています。本記事では、EXPLANNERの概要や魅力、製品ごとの特徴などを解説します。

EXPLANNER とは?導入形態やシリーズごとの特徴をご紹介 事業拡張に先手を打つERPへの移行

EXPLANNERとは

EXPLANNERは、NECが提供しているERPソリューションのシリーズです。NECが長きにわたり培ってきた技術やノウハウを活用して開発された経緯があり、リリースから50年間で30,000本もの導入実績を積み上げました。

EXPLANNERの特徴は、企業の状況や環境にあわせて柔軟な導入が可能な点です。クラウドとオンプレミス、2つの導入方式を用意しているため、さまざまな企業のニーズにマッチします。また、個別に機能をカスタマイズできるため、自社にあわせた運用ができるほか、ユーザー目線でのインターフェースを採用していることから操作性にも優れています。

さまざまな外部データとの連携が可能なのも魅力です。自社で蓄積したデータのみならず、外部のデータやシステムと連携することで、さらなるビジネスチャンスの拡大が望めます。

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EXPLANNERの導入形態

EXPLANNERの導入形態は、クラウド型とパッケージ型の2つです。どちらにもメリットとデメリットがあるため、把握したうえでどちらを選ぶか判断しましょう。

クラウド型

クラウド型は、インターネット上の仮想空間に存在するシステムを利用する方式です。物理的な機器やスペースを必要とせず、オンラインで容易にシステムを導入できる点が魅力です。

基幹業務の全領域をカバーできるシステムを利用できます。業務効率化や標準化を進めたい会計領域はクラウドで、競合との差別化を図りたい生産管理などの領域はオンプレミスで、といった導入も可能です。

クラウドなら物理的なサーバーやスペースが不要であるため、初期費用を抑えやすいメリットもあります。また、システムの保守やメンテナンスもベンダーが対応してくれるため、自社のリソースを割く必要もありません。

パッケージ型

パッケージ型は、システムとして完成しているソフトウェアを購入し、サーバーへインストールして使用するタイプです。オンラインに接続して使用するクラウド型は、少なからずサイバー攻撃などのセキュリティリスクが生じますが、社内のネットワークで使用するパッケージ型はそのリスクを軽減できるメリットがあります。

EXPLANNERのパッケージ製品は、カスタマイズ性に優れている点が魅力です。開発フレームワークを利用できるため、自社の状況や環境の変化にあわせてカスタマイズを行えます。さらに、さまざまな外部アプリやソリューションとの連携によって、システムを高度化することも可能です。

EXPLANNERシリーズの特徴

EXPLANNERシリーズには、ZやS、J、Ja、FlⅡなどの種類があります。Zは基幹業務に要する機能を網羅したERPで、Sは給与パッケージ、J・Jaは特定業界向け、FLⅡはワークフローシステムです。

EXPLANNER/Z

EXPLANNER/Zは、企業の基幹業務に求められる会計や販売、生産などの機能を集約したERPシステムです。EXPLANNER/Aiの後継として誕生したツールであり、NECが45年以上にわたり蓄積してきたノウハウを詰め込んだ製品です。

EXPLANNER/Zは、生産と原価、販売、債権、債務、会計と6つの基本システムで構成されています。これらを一括、もしくは個別に単独で導入が可能です。生産や販売、会計の各種データをシームレスに連携でき、情報の集約と可視化、自由な分析を実現します。

ヒューマンインタフェースを採用し、使いやすさにこだわっている点も特徴です。直感的な操作を可能とするため、従業員のITリテラシーを気にせず導入できます。なお、導入形態はオンプレミスとクラウドから選択できます。

EXPLANNER/S

EXPLANNER/Sは、勤怠管理システムやRPAツールとの連携が可能な給与計算システムです。個人情報管理から給与、賞与計算、昇給計算、年末調整計算などを行え、外部ツールとの連携で大幅な業務効率化も望めます。

給与計算には直接関係のない、さまざまな従業員情報を管理できる点が特徴です。従業員の基本情報はもちろん、勤続年数や家族情報、異動履歴など、あらゆる人事情報をシステム上で管理できます。

勤怠管理システムと連携すれば、一括で取り込んだ勤怠データをもとに給与計算を行えるため、経理担当者の負担も軽減できます。

EXPLANNER/J

EXPLANNER/Jは、製造業での生産管理に大きな効果を発揮する生産管理システムです。国産の生産管理システムとして1,000本以上の導入実績があり、製造業界の第一線で活躍してきたNECのノウハウが集約されています。

幅広い業務領域をカバーでき、販売から生産、購買、製造工程、在庫、原価などの管理をサポートします。生産や販売に関して徹底した管理が可能となり、リードタイムの短縮や在庫の低減を実現できます。

また、シミュレーションデータの登録によって、顧客へ製造納期を回答できるほか、原価分析への取り組みでコストダウンも図れます。

EXPLANNER /Ja

EXPLANNER /Ja は、自動車部品製造業向けに開発された基幹業務パッケージです。受注から生産、出荷までを効率的に管理でき、業務の可視化や臨機応変な対応も実現できます。

業務の可視化によって、リアルタイムに在庫を把握できるほか、生産ラインのどこに過度な負担がかかっているのかも確認できます。ムダやムラを効率的に抽出でき、効果的な業務改善を実現できる点が特徴です。

また、EXPLANNER /Jaは連携性にも優れています。PLMシステムや購買WebEDIサービス、生産スケジューラー、BIシステムなどとの連携が可能であり、さらなる業務効率化が可能です。

EXPLANNER/FL

EXPLANNER/FLⅡは、2018年にFLの後継製品として誕生したワークフローシステムです。ユーザー自身がノーコードで業務フローを構築でき、面倒で時間がかかりやすい申請・承認業務の効率化を図れます。

他システムに承認済みデータを自動で連携できるため、申請内容をわざわざ再度手入力する必要がありません。申請や承認の状況はリアルタイムで確認でき、承認の遅れも回避できます。スマートフォンでも申請や承認を行えることからリモートワークにも対応でき、ペーパーレスにもつながります。

EXPLANNERシリーズのメリットと導入すべき企業

EXPLANNERシリーズは、それぞれ異なる機能や特性をもつ製品がラインナップされているため、自社にマッチしたERPを選びやすい点が魅力です。ワークフローシステムのみ、給与計算システムのみ導入したいといった希望にも応えられるほか、導入形態もクラウドとパッケージの2種類から選べます。

ERPを初めて導入する企業には、EXPLANNERシリーズが適しているかもしれません。優しいユーザーインタフェースを採用しているため扱いやすく、自社にあわせたカスタマイズも可能であるためです。豊富な導入実績と手厚いサポートもあるので、安心して運用できるERPを探している企業にもおすすめします。

まとめ

EXPLANNERシリーズは、操作性や機能性、拡張性に優れたERPであり、業種や業界にマッチした製品を選べます。外部システムや外部データとの連携によって、より効果的な業務効率化も実現できるため、選択肢のひとつに加えてみましょう。

「もっとじっくり検討したい」と考えるのなら、以下のWebサイトからERPの比較資料をダウンロードしてみましょう。ERPの比較および選定のポイントを解説しているので、ERP選びの参考にできます。

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