「会計らくだ」とは?
特徴や利用するメリット・デメリットを解説

 2024.08.16  クラウドERP実践ポータル

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会計ソフト導入を検討中の皆様は、「会計らくだ」をご存知でしょうか?会計らくだは、専門知識を要する複雑な機能をなくし、初心者でも扱いやすい操作性を追求した会計ソフトです。税理士の声を参考に設計されているため、シンプルながらも本格的で、多くの中小企業で導入されています。本記事では、この会計らくだの概要や導入メリットについて紹介します。

「会計らくだ」とは? 特徴や利用するメリット・デメリットを解説

会計ソフト「会計らくだ」とは?

「会計らくだ」は、BSLシステム研究所(株式会社ビーエスエルシステム研究所)が開発・発売している、中小企業向けの会計ソフトウェアです。BSLシステム研究所の主力商品には「らくだシリーズ」と「かるがるできるシリーズ」があり、中でも会計らくだは法人専用の会計ソフトです。記帳に特化したシンプルな設計で、仕訳入力など日々の経理業務が簡単に行えるのが魅力です。

特徴

会計らくだは、パソコンにインストールして利用するパッケージ型の製品で、家電量販店などで購入できます。決算は税理士に依頼するため、日々の経理業務に集中したいという企業に最適な会計ソフトです。

会計らくだには、以下のような特徴があります。

  • 中小企業専用の会計ソフト(個人事業者は非対応)
  • 複式簿記対応の、日々の記帳処理に特化したシンプル設計
  • 複雑な機能を省略した、初心者でも入力しやすい操作性
  • インボイス制度対応
  • 仕訳明細データをExcel やCSVでエクスポート可能
  • 帳簿をPDFファイルで出力可能
  • 電子帳簿保存対応製品(「電子帳簿等保存」の保存要件における「その他」のソフトに該当)
  • 低価格で導入しやすい など

他社のクラウド版会計ソフトとの違い

会計らくだとクラウド版会計ソフトの大きな違いは、インターネットを介するか否かという点です。クラウド版会計ソフトは、パッケージ版の会計らくだとは異なり、インターネット環境さえあればソフトのインストールなしで、どんなパソコンからでも使用可能です。非常に便利な反面、通信障害や通信速度の影響を受けやすいのがデメリットです。

一方、パッケージ版の会計らくだは、セットアップ以降はオフラインでも使用でき、通信障害などで作業が中断されることがありません。また、社内での運用に限られるため、セキュリティ面も安心です。ただし、OSによっては対応していない場合があるため、事前の確認が必要です。

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「会計らくだ」の評判

会計らくだは、実際のユーザーから以下のような高い評価を受けています。

【シンプルで使いやすい】
「無駄な機能がなく操作しやすい」「入力画面が紙の帳簿のようで分かりやすい」「自動計算機能で入力ミスを防げる」など、多くのユーザーから使い勝手のよさを評価されています。

【会計処理が大幅に緩和】
「会計処理、請求書の作成、税務申告などをこのソフトだけで完結できる」と、シンプルながら高機能な点が評価されています。

【低価格で導入しやすい】
「本体価格がほかの会計ソフトに比べて低コスト」「低価格なのに本格的」など、コストパフォーマンスの高さに魅力を感じているユーザーが多数見られました。

「会計らくだ」の製品情報(価格・動作環境)

【製品情報】
製品名:「会計らくだ24」(2024年執筆時点)
本体価格:13,200円(税込み)

【動作環境】
対応OS:Windows 11 Home,Pro(日本語版)/ Windows 10 Home,Pro(32bit/64bit)(日本語版)
インターネット環境:本製品のセットアップ時に必要。セットアップ後はオフラインでの使用可能。
推奨CPU:OSのシステム要件を満たしたコンピューター 1.6GHz以上のx86/x64ベースプロセッサのCPU(2GHz以上を推奨)
メモリ:4GB以上(8GB以上を推奨)
容量:最大6.5GBの空き容量(セットアップの際に必要)/実行作業領域は1GB以上の空き容量(SSD推奨)
セットアップ方法:CD-ROMまたはダウンロード

「会計らくだ」のメリット

ユーザーにも好評な会計らくだですが、ここでメリットを改めて整理しておきましょう。

複雑な手続きなど不要ですぐに使える

会計らくだはパッケージ版の製品で、家電量販店やネット通販など多くの販売チャネルで購入できます。導入方法もソフトをパソコンにインストールするだけと、非常に簡単です。パソコンにCDドライブがない場合でも、ダウンロードによるセットアップが可能です。

クラウド会計システムは、パソコンが苦手な人にとっては契約や初期設定など難しい点が多々あります。会計らくだは、そういった複雑な手続きがないのがメリットです。

ソフトの動作が軽く入力しやすい

会計らくだはパッケージ版ゆえ、ユーザーが使用しているパソコンで完結して処理を行います。インターネットを介さないため、サーバーとの通信に時間がかかるクラウド版よりも処理速度が速く、サクサクと作業が進みます。複雑な会計処理や連続した使用が求められる場合、動作性のよいパッケージ版が最適です。

コストがかからない

クラウド版会計ソフトの使用には、月額使用料が発生します。一方、パッケージ版は一度ソフトを購入したら、大きな法改正がない限りそのまま使い続けることが可能です。法改正があった場合でも、無償保守サービス期間中であれば無料で、期間外であれば有償で法改正対応プログラムがダウンロードできます。

パッケージ版は、クラウド版に比べると導入費用こそかかりますが、長期的な運用を考えるとパッケージ版のほうがコストを抑えやすい点がメリットです。

簡単に記帳できる

会計らくだは、日々の帳簿入力の簡略化を目的とした会計ソフトです。初心者でも使いやすい画面が特徴の製品であるため、改めて操作を覚えることなく、手書きの帳簿と同じ感覚で利用できます。また、入力したデータは各帳簿に反映されるため、記帳漏れが発生しません。

決算書を簡単に作成できる

税理士に決算業務を依頼する際、必要となるのが各種集計表です。残高試算表や補助残高集計表、消費税額試算表などの決算に関する書類も、「集計表機能」により作成できます。印刷はA4普通紙(残高推移表のみA3普通紙)対応で、PDFでの出力も可能です。

「会計らくだ」のデメリット

メリットの多い会計らくだですが、以下のようなデメリットも存在します。

無料トライアル版はない

会計らくだはパッケージ版のみの販売のため、無料トライアルがありません。事前に操作画面や動作を確認できないため、公式ホームページで操作方法や会計ソフトの機能を確認しておきましょう。また、使用しているパソコンのOSや容量が使用条件を満たしているかの確認も重要です。

複数台のPCでは利用はできない

会計らくだは、1台のパソコンで運用を行うスタンドアロン型(ほかの機器に依存しないシステム)であるため、作業はソフトをインストールしたパソコンのみに限られます。複数台のパソコンで使用するためには、追加でライセンスを購入しなければなりません。そのため、複数台のパソコンでの利用には不向きです。

まとめ

会計らくだは、コストパフォーマンスの高い法人専用会計ソフトです。しかし、スタンドアロン型の製品であるため、勤怠情報や人事情報などを同システムと一元管理を行うことはできません。ERPの導入を検討している企業は、以下の資料にあるようなERP対応の製品を選ぶようにしましょう。

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