締めと決算とは?|財務会計システム

 2013.06.17  2023.02.08

  グローバル標準のクラウドERP 製品の特徴をデモ動画で配信中!

ここまでのお話をまとめると、仕訳されたデータがまず総勘定元帳に格納され、次に集計されて残高表に格納され、最後に貸借対照表と損益計算書としてレポートされるというのが、財務会計システムの大まかな流れということになります。

これらの処理はその実行のタイミングに関して大きく2つに分かれます。まず、仕訳を行い総勘定元帳テーブルを更新する処理は、お金の出入りが発生するたびにデータが入力されテーブルが更新されるオンライン処理です。

一方、総勘定元帳の金額を集計して残高表テーブルを更新する処理と、貸借対照表と損益計算書を作成する処理はバッチ処理で行われます。これらのバッチ処理は、締めと呼ばれるタイミングで実行されます(図1)。

New call-to-action
New call-to-action

kessan

[RELATED_POSTS]

締めとは、決算を行う際にシステム上でいろいろな勘定科目について、データの整理を行った上で、集計とレポート作成を実行することをいいます。決算とは、企業が社外に会社の状況を報告することをいい、通常半年に一度行います。従って、締めも半年に一度行われることになります。
最近は、決算を3ヶ月に一度行う会社が多くなっていますし、決算を行わなくても、社内での情報として会計データを活用するために、毎月、締め処理を行う会社も出てきています。このため、財務会計システムの締め処理のタイミングはどんどん短くなってきていることになります。

[SMART_CONTENT]


ERP入門: 財務会計システムとは(第1回)~財務会計システムと勘定科目
ERP入門: 財務会計システムとは(第2回)~利益
ERP入門: 財務会計システムとは(第3回)~ 仕訳
ERP入門: 財務会計システムとは(第4回)~ 総勘定元帳と残高表
ERP入門: 財務会計システムとは(第5回)~ 貸借対照表と損益計算書
ERP入門: 財務会計システムとは(第6回)~ 締めと決算

グローバル企業への変革に向けた経営とIT改革

RECENT POST「会計」の最新記事


会計

おすすめ会計ソフト一覧|種類や選び方でのポイントも紹介

会計

multibookとは?海外拠点管理に関する特徴やメリットについて解説!

会計

ジョブカン会計とは?製品シリーズやメリット・評判についても解説

会計

EXPLANNER とは?導入形態やシリーズごとの特徴をご紹介

締めと決算とは?|財務会計システム
わかりやすいマンガ形式で解説!会計ソフトの選び方まるわかりガイド
ビジネスでの時間不足を解消する3つの方法

RECENT POST 最新記事

RANKING人気記事ランキング

New Call-to-action