グローバル企業が直面する課題は多々あるものの、グローバル展開に対応したクラウドERPの導入によって多くの課題は解決できます。「社員を幸せにする」がモットーの「なかやん社長」と、会社の成長を願う経理担当の「さやか」、情報システム担当の「えびさん」、営業担当「うっちー」の会話を通して、クラウドERPの有用性を確認してみましょう。
グローバル企業が直面しがちな四つの課題
社長。企業の海外進出は販路、利益の拡大につながるのでメリットが多いですよね?
そうだね。ただ、海外に進出したグローバル企業が直面しがちな課題が多いのも事実なんだ。
そうなんですか?社長、もっと詳しく教えてください!
いいとも。グローバル企業が直面しがちな課題は主に以下の四つだ。
1.リアルタイムなデータ収集ができない!
ひとつめの課題は、リアルタイムに正確なデータを入手できない点だ。
どうしてですか?
現地で独自のシステムを運用していたり、管理が属人的になっていたりといった原因が挙げられるね。データが必要なときは、わざわざ本社から現地に連絡してメールで送付してもらわなければならない。自然とタイムラグが発生するんだ。
なるほど。それに、その方法だと情報の正確性も保証されませんね。
リアルタイムに正確な情報を収集できないと、経営陣は迅速な経営判断ができません。その結果、大きなビジネスチャンスを逃すリスクも高まります。また、情報の正確性が怪しいケースでは、再度データの収集、検証などを行う手間が発生します。
2.本社のガバナンスが効かない!
現地のコンプライアンス状況を本社が把握できず、ガバナンス強化が難しいという課題もある。
本社のガバナンスが効かないとどのような弊害が?
情報漏えいなどのリスクを招くおそれがあるね。
それは危ないですね…!
現地の業務プロセスや経営データなどを可視化して、本社がいつでも把握できる状態が望ましいですね。
適切な内部統制でガバナンスを強化するには、業務における各種ログを記録、管理できるシステムが必要です。万が一、情報漏えいが発生した際にも、ログが記録されていれば原因の早期究明と適切な対応が可能です。
3.言語も通貨も法律も多様!
海外で事業を展開する場合、その国や地域の言語、法律、通貨などに対応しなければならない。各国の法制度や通貨への対応が必要なだけでなく、日本の本社で一元管理しにくい問題があるんだ。
たしかにそうですね。特に、複数の国や地域に事業展開しているのならなおさら大変そうです。
そのとおり。法律も言語も多種多様だからね。
本社による一元管理や監視が可能なシステムが必要、ということですね。
事業展開する国や地域が増えるほど、法律や税制などへ個別に対応する必要に迫られます。かといって本社が一元管理できないと、経営状況を正確に把握できず、大きなトラブルの予兆を察知できないリスクも発生します。グローバル企業は、事業展開先で使用するシステムを一元管理、監視できるERPを採用することが重要です。
4.低コストでシステムを導入し、運用したい!
従来のオンプレミス型システムを現地に導入するとなると、多大なコストが発生する問題もあるね。サーバーを設置するスペースも必要だし、保守メンテナンスも大変だ。それに、現地へシステムを導入するとなると、もうひとつ大きな問題が発生する。さやか君、何かわかるかな?
ん~……あ!人材ですね?
システムを運用できるIT人材の採用や育成が必要になりますものね!
そのとおり。でも、それをやろうとすると、さらに多大なコストが発生してしまうのさ。
オンプレミス型のシステムはカスタマイズ性に優れ、堅牢なセキュリティ対策も可能といったメリットがあります。一方、ハードウェアやソフトウェアの導入、システムの構築、サーバーの設置などが必要であるため、多額の初期費用が発生する点がデメリットです。 また、システム運用に要する人材を現地で採用、育成するとなると、コストだけでなく相当な時間も要します。結果的にビジネスのスピードを低下させかねません。
クラウドERP「NetSuite OneWorld」にお任せ!!
なかやん社長が挙げた四つのデメリットは、クラウドERPの導入で解決できますよ。
ほう。詳しく説明してくれるかな?
わかりました。クラウドERPのメリットは以下の5つです。
- 全世界の経営データをリアルタイムで可視化
- 全世界の業務プロセスをリアルタイムに連携
- コンプライアンスとガバナンスの強化に有効
- 多言語や現地の通貨・会計制度に対応可能
- 現地にIT技術者が不要なためコスト削減につながる
クラウドERPなら、世界中に展開する支社や現地法人の経営データをリアルタイムに可視化できるから、スピーディーな情報共有と意思決定が可能なんです。
なるほど、それは素晴らしいね!
業務プロセスの可視化と連携もできるので業務効率化にもつながりますし、コンプライアンスやガバナンス強化にも有効です。
本社から現地の業務プロセスを把握できれば、安心安全な企業活動が展開できそうだね。
そのとおりです。しかも、クラウドERPなら多言語や現地の通貨、法制度、会計制度にも対応できます。わざわざ現地の制度や通貨に対応したシステム開発が不要ですし、コストを抑えて複数国や地域にまたがった事業展開が可能です。
なるほど。それに、クラウドならオンプレミスよりも低コストで導入できるね。
おっしゃるとおりです。オンプレミスに比べて導入が比較的容易なうえに、コストも抑えられます。現地でIT技術者を採用、育成する必要がなくなるのもメリットですね。
素晴らしいね。たしかに、これなら私が提示したグローバル企業が直面しがちな課題はすべて解決できそうだ。
特に、110カ国以上、40,000社以上が採用した実績のあるNetSuite OneWorldは、グローバル企業にぴったりなクラウドERPです。単一システムにERPとCRM、Ecommerceの業務機能をもたせていますし、20言語、190種類の通貨、40以上の税務報告書にも対応しています。
すごい!これならグローバル企業の課題をすべて解決できますね!グローバル企業としてさらに成長できそうです!
営業担当としても、これまで発生していたデータ収集、加工業務から解放されるのは嬉しいですね。
うむ!これぞまさに我々が求めていたシステムだ。さっそく導入を進めようじゃないか。
※「NetSuite OneWorld」で実現可能な領域
- グローバルERP
複数通貨を用いるバックオフィス業務をリアルタイムに管理でき、業務効率化とガバナンスの強化を実現できます。 - グローバルサービスリソースプランニング(SRP)
グローバルレベルのリソース管理により、マーケティングや売上管理、サービスデリバリ、プロジェクト収支などの業務における課題解決が可能です。 - グローバルビジネスインテリジェンス(BI)
単一システムで複数の言語や通貨、会計制度に対応できます。経営状況やKPIの可視化ができ、迅速かつ正確な意思決定をサポートします。 - グローバルEコマース
複数の国や地域で展開しているECサイトを一元管理できます。もちろん、複数言語や多通貨に対応しています。
まとめ
グローバル企業が直面しがちな課題の解決には、クラウドERPの導入がおすすめです。経営状況のリアルタイムな把握や迅速な情報共有、意思決定が可能となり、ビジネスをさらに加速させます。 世界中の企業が導入しているNetSuite OneWorldなら、機能性に優れるのはもちろん、たしかな実績があるためグローバル企業におすすめです。14日間の無料トライアルも可能であるため、まずは試用したうえで導入を検討してみましょう。- カテゴリ:
- グローバル経営