近年、インバウンド(海外からの訪日客)が増えている。きわめて多岐にわたる商品を扱う総合ディスカウントストアでは、インバウンドに対応するため、メンバーズカードの会員/非会員という仕分けだけでなく、「免税」も科目に入れた管理会計の仕組みの構築が必要になる。たとえば、「商品カテゴリ」「フロア」「店舗」の軸に「免税」を加えた4次元の管理会計が必要になるのである。 Excelを利用した従来型の会計処理では、配賦計算や組織変更に伴うデータの組み換え作業が繁雑なため、時間とコストがかかっていた。とはいえ、既存の情報資産はExcelで蓄積されているため、Excelとの親和性がなければ、現場の社員がデータの入力や加工が行えない。 本資料は、会計管理のクラウドサービスを導入して、上記の課題を解消した事例である。システムの選定理由や導入プロセスも解説している。