2層ERP<1>

 2019.04.26  クラウドERP実践ポータル

2層ERPとは、企業内で別々のERPを導入し連携した状態を指す。ERPシステムは基幹業務を一元管理するというツールだが、企業が大規模になってくると拠点によってデータを収集するのが大変になることや、グローバル展開している企業では、海外と国内の企業で運営方針が大きく異なる場合がある。

このような問題に対してその支店やグループに合ったERPを導入することで2層ERPとし、業務をより円滑にさせるといった目的がある。この場合親会社が使用するERPをコアERPと呼ぶ。
元々、一つの企業でも展開している業種が多いと、ビジネスモデルが変わるといったことが多々ある。このとき2層ERPを展開するのは一つの手段として候補にあがるが、オンプレミスでERPを運用すると、導入に時間やコストがかかるといった問題があったため、一昔前まではなかなか運用がされなかった。

しかし、ERPシステムのクラウド化が進んだことにより、このような問題は解消された。そのため、2層ERPを導入する場合は、クラウドERPを推奨することが多い。

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