スワップ取引

 2019.05.17  クラウドERP実践ポータル

外国為替取引において直物為替で売買するのと同時に、同額の先物為替を売買することをスワップ取引という。

スワップ(swap)とは、元来「交換する」という意味を持つが、金融取引の分野においては、金融機関同士が互いに将来発生する金利債務などの等価キャッシュフローを交換する取引のことを指す。デリバティブ(金融派生商品)のスワップ取引では、将来にわたって発生する利息を交換する。同じ通貨で違ったタイプの利息を交換するのが金利スワップ。また、異なる通貨の利息等を交換する通貨スワップやクーポンスワップなど、さまざまなスワップ取引が存在する。

スワップ取引は、将来の金利変動リスクを管理する方法として金融機関の間で急速に広まり、さらに企業の財務管理に用いられるなど、非常に重要な地位を確立している。その汎用性の高さから、個人向け金融商品の中にも取り込まれている。
一般にスワップ取引は、マーケットで相場変動を回避したり、効率的かつ効果的な調達や、運用を実現したりするために利用されている。

RELATED ARTICLE関連記事


ブログ無料購読のご案内