SFAとは、「Sales Force Automation(セールス フォース オートメーション)」の略で、営業支援システムのこと。1990年代前半にアメリカで構築されたシステムで、営業力の強化、効率の向上を目的としている。
SFAには、予算と実績から目標達成状況を確認できる予実管理機能、進捗状況を確認できる案件管理機能、営業活動を記録し報告できる機能など、営業業務に必要な機能が備わっている。これにより、目標達成率や、個人が編み出した営業ノウハウなどを可視化できる。営業活動を可視化することで、誰でも同じような良い営業結果が得られるように、営業プロセスを標準化し、効率の良い営業活動が可能となる。
就業時間の短縮や、残業時間の削減とともに、生産性の向上が課題となっている日本で、各企業の営業部門では、営業力を強化し効率を向上させるために、SFAの導入が増えている。SFAが日本に導入され始めた20年以上前と比べ、現在はノートパソコンやスマートフォンが広く普及し、ネット環境も整っている。このような環境の変化も、SFA導入が増えた要因となっている。