有価証券報告書

 2019.04.26  クラウドERP実践ポータル

有価証券報告書とは、企業の財務状況などを年度ごとにまとめた外部への開示資料を指す。株式公開や店舗登録をしている会社では、年度終了後3ヶ月以内に提出するよう法律で義務づけられている。

有価証券報告書は株主による投資などの重要な判断材料になるため、その内容には正確性が求められる。もし報告書に虚偽の内容を記載した場合は、個人であれば10年以下の懲役や罰金、法人であれば7億円以上の罰金や上場廃止などの厳しい罰則が科せられる。さらに社会的な信用を失うことになり、事業を行う者には多大なダメージを与える。

有価証券報告書に記載されている項目は、企業や事業の推移、保有する設備投資や株などの状況・貸借対照表や損益計算書などの財務諸表情報・親会社や子会社の決算や状況など多岐に亘る。
以前は紙で提出されていた有価証券報告書だが、2006年からはネット上で開示することが義務づけられた。これにより今まで金融庁などに足を運んで見ていた有価証券報告書が、自宅や会社でもすばやく確認できるようになる。

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