印刷製本費

 2019.05.09  クラウドERP実践ポータル

印刷製本費とは、会計の勘定科目で使用される費目で、会社の事業に必要となる経費のうち、紙の印刷や製本に関する作業を外部の業者に発注したときに発生する費用を指す。具体的には、パンフレットやマニュアル、指導教本、帳簿類や封筒類、各種のビジネス文書などが該当する。印刷製本費は単に印刷費と呼ばれることもある。

印刷製本費には、コピー的な印刷や、営業に使う挨拶状や提案資料など、非常に広い範囲を含めることができる。そのため、どのような目的で使ったかが分かるよう、内容に応じて補助の科目を作っておくと管理がしやすくなる。

印刷製本費と同じタイプの勘定科目には、事務用品費や消耗品費などがある。たとえば伝票類は事務的な目的で使われるため事務用品費としてもよいし、使う度に減損していくという意味では消耗品であるとも言える。実際にどの費目として計上するかは、会社の判断で決めてよいが、会計に連続性を持たせるために、1回決めたら翌年以降も同じ基準で計上することが必要になる。

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