薬事法

 2019.05.09  クラウドERP実践ポータル

薬事法とは、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器などの事項を規制する法律のこと。1960年に公布され、1961年に施行された。医薬品等の品質や有効性及び安全性の確保、保健衛生の向上、研究開発の促進、指定薬物の規制が主な目的。薬事法では、総則で医薬品等の定義が示されている他、商品容器への表示や販売・流通方法、広告、罰則などを規定しており、効果や効能に関する誇大広告や未承認医薬品等の広告を禁止している。

日本の薬事法規は1874年の「医制」で土台が築かれ、1889年の「薬品営業並薬品取扱規則」で制度的な内容が整備された。その後、1914年の「売薬法」と1925年の「薬剤師法」を併合し、1943年に「薬事法」を制定。1948年の全面改正を経て、医薬品等の技術革新や医薬分業などに対応するため、1960年の制定に至った。2014年の改正により、薬事法の名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器等法)」へ変更されている。

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