地図情報とは、電子地図において基盤地図情報と土地の状況を表す項目を一つにしたデータのことを指す。正式名称は電子国土基本図。平成19年5月に地理空間情報活用推進基本法の制定と測量法の改正がされ、国土地理院によって平成21年度より整備された。
地図情報が新しく整備されたことにより、これまで日本全図の基本図であった「2万5千分1地形図」と入れ替えることになった。電子国土基本図では、縮尺レベルを25000分の1に限定せずにより精度の高いベクトルの形式となっている。
整備された目的は、誰でも必要な地理空間情報を使用・入手し、行動ができる地理空間情報高度活用社会の実現を推進するため。そのため、インターネットによる提供を行っており、誰でも閲覧・利用ができる。
また、それまで地理空間情報は、事業者や国、地方公共団体がそれぞれ別に整備していたため、それぞれの地図を重ねると誤差が出るという問題があった。この問題を解決するため、地図情報を統一化する目的で基盤地図情報の整備も行っている。