受取利息

 2019.05.09  クラウドERP実践ポータル

受取利息(うけとりりそく)とは、銀行等の金融機関の預貯金や、貸付金、国債・社債等の有価証券から得られる利子・利息のことを言う。

財務諸表においては営業外利益に属し、消費税は非課税の売上。法人のみに適用される勘定科目であり、個人事業主の場合は、事業上の収益とはみなされないので事業主借で処理する。
受取利息のうち預貯金や債券の利子等からは、源泉所得税・復興特別所得税15.315%(2016年1月1日以降)が徴収される。銀行等の金融機関から振り込まれる際に天引きされているので、計上には注意が必要。

例えば、普通預金の預金利息が1,000円だった場合の受取利息の総額は、1,000÷(1-0.15315)=1,180円となる。

有価証券の利子については、実務上、受取利息とは別に有価証券利息の科目に区分する場合がある。これは、企業会計原則では2つを区別する規定はないが、財務諸表規則で区別するように規定されているため。よって、証券取引法の規制の対象となるような場合は、原則として受取利息と有価証券利息を区別する。

ブログ無料購読のご案内