外貨建取引

 2019.05.16  クラウドERP実践ポータル

外貨建取引とは、海外との取引において、売買価額などの取引価額が外国通貨で表示されている取引のこと。米ドルに限らず、ユーロや中国元、オーストラリアドルなど、どの通貨のものでも外国通貨表示の取引は外貨建取引と呼ぶ。

外国通貨の表示で取引を行う場合には、外貨を円に換算して会計帳簿に記入しなければならない。そのため、円換算時の為替相場が重要になってくる。通貨のレートは各銀行により異なるが、通常は主要銀行のレートが適用される。取引の度に為替レートを確認して適用するのが手間であれば、レートの月平均や月末のレートを用いて円換算してもよい。

為替レートには、外国通貨・外貨建有価証券・外貨建金銭債券債務・デリバティブの4種類がある。外貨建金銭債券債務の決済によって生じた損益は、原則的に当期の為替差損益とされる。
外貨建取引を行う際には、外貨建取引等会計処理基準や法人税法などを守らなければならない。
国際化が進み海外との取引がさかんになる中、レートのよい海外通貨を利用した取引には一定のニーズがある。

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