繰延収益管理(リカーリング・レベニュー・マネジメント)

 2019.05.14  クラウドERP実践ポータル

繰延収益管理とは、リカーリング・レベニュー・マネジメント(Recurring Revenue Management、略してRRM)と同意で、企業で長期的に得られると予測される収益を管理することを指す。
繰延収益とは、企業が毎月一定額を安定して得られる収益。通信や電力などの業態では、通信料や電気使用料などがこれにあたる。通常の売上と異なり、確実性が高く収益の予測が付きやすいため、投資家など外部からは企業の安定性を評価するポイントとして重要視されている。

その一方で、毎月発生する膨大な請求作業など、繰延収益に関する業務は従業員の負担となることもある。また、企業の経営陣にとっても、現在の顧客がどの程度契約を更新したかという契約更新率を注意深く見ていく必要がある。

上記のような負担を減らすよう、近年ではERPやCRMなどITを繰延収益管理に利用する企業が増えている。IT化することで煩雑な顧客情報の分析やレポートの作成などを簡略化し、業務時間の短縮や契約更新率の向上に役立てている。

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