会議費は、会計の勘定科目で使用される費目で、会社の事業を進めるうえで必要な社内会議や取引先との商談をする際にかかった経費の全般を指す。企業会計上は販売費および一般会計費として区分される。法人税の取り扱いとしては損金扱いとなり、消費税の取り扱いでは課税仕入に該当し仕入税額控除の対象となる。
会議費に含まれるのは、会議のために借りた場所代のほか、飲料や菓子、弁当代など。また、配布する資料の印刷代や、機材を借りた場合などの費用も会議費として認められる。その金額は概ね日常的な食事などを超えない程度とされ、それを超える場合は費目が変わることもある。金額に明確な規定はないが、1人あたり5000円を超える場合は、接待費や交際費などで計上することが多い。
会議費は出費の目的が会議や商談であることが条件となるため、実際にそこで業務としてのやり取りが行われたかどうかも基準となる。
会議の場所は社外でも問題はないが、酒類を提供する飲食店の場合は、会議の実態の有無が問われることもある。とくに規定の業務時間が終わった夜に営業することが前提とされていて、娯楽性が高いとされるバーやスナック、クラブなどで発生した経費は会議費としては認められない。