インターネットを通して、ユーザーがITサービスを必要なときに、必要な分だけ利用する形態をクラウドと呼ぶ。
従来は各端末にソフトウェアをインストールする形式が一般的であったが、クラウドはオンラインでサービスを提供している。これによって、複数の端末でデータやアプリを共有することが可能になった。スマートフォンの普及がクラウドの発展に大きく寄与し、現在では多くのサービスで用いられている。
PCにインストールされたソフトを利用していたEメールが、アプリやブラウザにログインして閲覧するようになったことが代表的な例として挙げられる。
クラウドには複数の種類が存在し、最も一般的なものはSaaS(サース,Software as a Service)というソフトウェアを提供するサービスで、GoogleドライブやYahoo!メールがこれに当たる。他に開発環境を提供するPaaS(パース,Platform as a Service)や、HaaS(ハース,Hardware as a Service)がある。
クラウドは現在では欠かせないサービスとなっているが、サーバーの安定性やサイバー攻撃に対するリスクもあり、しっかりとした対策も必要となってくる。