BPRとは、Business Process Re-engineering（ビジネス プロセス リエンジニアリング）の略で、経営方法の再構築、の意味。各企業が目標達成のために、単なる業務自体の改革ではなく、企業活動や組織構造、業務フローを根本的に再編成することを指す。その改革は社内の業務効率化を図るにとどまらず、顧客（市場）を中心に据えて、コスト削減とスピードアップを主な手法としてビジネスプロセスが最適化することが目的となる。
BPRには、例えば企業活動を一部あるいは全て外部に業務委託したり、人事、総務、経理などの特定の業務プロセスを外部へ委託したりする手法なども含まれる。
近年の政府による「働き方改革」を遵守しつつ、少子高齢化が深刻化する日本社会で企業を発展させていくためには、少人数かつ一人一人の長時間労働を減らす一方で、生産性を高めることが重要視され、通常の業務改善では企業目標に達することが困難になっている。そのため現在、抜本的な改革で、業務フローの可視化や顧客の満足度を上げることのできるBPRが大きな注目を集めている。