社債利息は会計における勘定科目のひとつ。社債とは、企業が金融機関からお金を借りるのではなく、他の法人や一般の投資家などから直接資金を集めるという方法。企業が資金調達のために社債を発行すると、社債権者に対して利息が発生する。いわゆる借入金のため、株式とは異なり、社債を購入した人や法人に対しては、決められた期日に定額の利息を支払う必要がある。
金融機関から借りたお金に伴う利息は支払利息勘定として計上されるが、それと区別をするため、社債で発生した利息には、社債利息勘定が用いられる。社債の利息は年に2回、支払われることが多い。
実際に利息を支払ったら、勘定項目の社債利息の借方に記入する。社債利息は営業外費用として分類されるため、決算において経常利益に入るが、営業利益には入らない。また、社債を購入して利息を得た場合は、有価証券利息として計上される。なお、社債利息は社債を発行できる法人に特有の勘定科目のため、個人事業主やNPOなどで使われることはない。
社債利息の金額は、発行した社債の額面金額に年の利率を掛けて算出される。