貸借対照表とは、財務諸表の一種でバランスシート(B/S)とも言う。貸借対照表には事業者の資産・負債・資本が左右に分けて記載されており、一定期間における会社の財務状況が一目で分かるようになっている。
貸借対照表の左側には、主なものとして現金や売掛金などの流動資産や、建物や車などの固定資産などの資産を記入する。一方、右側には買掛金や借入金、資本としては資本金や利益剰余金など、負債と資本を記入する。貸借対照表の左右はバランスシートの名前通り、必ず同じ金額になる。万が一異なる場合、勘定科目や金額の誤りを発見し訂正しなければならない。
貸借対照表は、法律によってすべての上場会社で第三者への開示が義務付けられている。貸借対照表を見れば、その企業の資金力や財務の健全性が分かるので、株主など投資家にとっては重要となる。中小企業においても、決算の際は必ず作成する必要がある。基本的には四半期や半期で作成することが多いが、月次資料として毎月作成している事業者もある。