広告宣伝費は、会計の勘定科目で使用される費目で、企業が提供しているサービスや商品、あるいは企業そのものを広く一般大衆に知らしめ、消費者の購入行動などに繋げるために使われる費用の全般を指す。その名の通り、広告や宣伝に関する目的で使われ、素材の制作に関わるコストや、メディアなどへの掲載料金、さらにタレントなどに支払う出演料などが含まれる。
広告宣伝費は、商品の購入を目的とするだけでなく、企業のイメージをより良いものにしたり、特定のメッセージを伝達して消費者の意識を変えたりなど、多様な使われ方をする。そのために新聞や雑誌などの紙メディア、テレビやラジオなどの放送メディアのほか、チラシやポスター、さらに看板広告やインターネットなど、様々な媒体が使用される。
ダイレクトメールなどでは印刷費に加え、郵送するための費用も広告宣伝費として処理される。また、定期的に発行するパンフレットや自社で運営するWEBサイトなど、消費者の関心を集めるメディア作りも広告宣伝費の一環となる。